誇りと傲慢の違い! 少しの違いが将来に大きな差となります

Humanコミュニケーション
ヒロポン
ヒロポン

誇りを持つことは大事なことだと思うけど、人によっては傲慢な人と受け止められることもあるのかな?

ケイ先生
ケイ先生

そうだね。英語では両方ともプライドなんだけど、自他ともに全く違う影響を与えてしまうんだ

ヒロポン
ヒロポン

話をよく聞いて、気を付けないといけませんね

将来性を見極める方法

「正しい『誇り』を身に付けた人は、目標を達成する確率が高い」とメンタリストdaigoさんがYouTubeで発信されています。英語では『Pride』。同じ単語ですが日本語では真逆の言葉に “傲慢” があり、この感情を抱く人は、目標の達成が厳しくなるという科学的根拠があります。

では細かく見ていきましょう。


ポチッとお願いします

正しい誇りとは

漠然とした自分自身に対してではなく、自分が身に付けたスキルや頑張って築いた実績に対して抱くのが『正しい誇り』です。これを身に付けると下記にような非常に良いメリットを与えてくれます。

項目内容
自制心が上がる自分をコントロールすることができる   
忍耐力物事をあきらめないで続ける
グリッド(やりぬく力)  集中してやるべきことを、ずっとやり続けることができるので、
自然と向上する
   ⇒目標達成の可能性も上がってくる
+自主的にやるのでノーストレスでいられる(内発的モチベーション)

傲慢な感情とは

誇りとは真逆の性質を持っている。

項目内容
衝動性が高い           自分をコントロールできない。戦闘意欲がある。   
目の前の欲求に弱くなる結果を欲しがる
外的な報酬欲求を強く求める
外発的モチベーション
外からの報酬によって動く
・みんなに褒められるからやる  ・お金がもらえるからやる
・フォロワーが増えるからやる など
   ⇒外的報酬はいつか絶える。無くなった時点でやる気もなくなり継続不可。
同時に不安レベルも上がる。手っ取り早く自分がすごいと思える幻想を抱くために、周りの人にすごいって言ってもらえるように振る舞う。ナルシストの行動原理、自我の脆さ

継続力がないことより、将来性は厳しくなりますね。

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それぞれのホルモン分泌

「誇り」と「傲慢」の感情時の体内のホルモン分泌に差があるのでしょうか。

感情  ホルモン             内容
傲慢テストステロン(男性ホルモン)上がる↑一定以上増えると、衝動性が高まる
浮気しやすくなる
  ⇓
競争相手が集まり、競争が絶えない。いつかは負けるリスクがある
誇りテストステロンが適正レベルに下がる↓
セロトニン(幸福を感じる)が上がる↑
メンタルバランスが整い、幸福感を感じやすくなる
社会的なつながりが良くなる
  ⇓
幸せを感じる人の周りでは、もめ事が少なくなり、社会的なつながりができる。
自分のことを助けてくれる人たちが増えてくる

ホルモン分泌にも明らかな差があり、傲慢では競争が絶えずあり、負けるリスクを常に感じ、不安になる。誇りは、幸福感を感じられプラスのスパイラルに動き出し、新しいことができるようになる。

傲慢サイドに行かないためには

まずは、謙虚さとの両立です。周囲の人の協力のお陰で今があることを大事に思う。それと、外部からの賞賛の言葉をモチベーションにせずに、自分の内側から起こってくる感情をモチベーションにすることが大切。謙虚・感謝内発的モチベーションを大事に維持することです。

外発的動機(モチベーション)の実験

スタンフォード大学が行った実験で「勝手に行なっている行為にお金を支払うとモチベーションがどう変化するか」を調べてみました。対象は、幼稚園ぐらいの小さな子供たちです。

G分け 内容結果
(絵を描く時間の割合)
 1「いい絵が描けたらご褒美をあげる」と始める前に宣言        17% → 8%
 2始める前には何も言わずに、絵を描いた後に「いい絵が描けたね」とサプライズでご褒美をあげる17% → 8%
 3報酬なし17% → 17%
(変化なし)

無邪気に素直な心で描いていた行ないが、ご褒美によってモチベーションが半分以下に下がっていきました。ある意味、純真な心を穢されたのかもしれません。純粋なボランティア精神の方が長続きすると言えます。

これは、「褒める」行為でも当てはまります。「褒める」行為が外発的モチベーションに匹敵する内容であれば、内発的モチベーションが薄れていきます。良かれと軽く思うのではなく、しっかり押さえるべきところは押さえて、取り組まなければなりませんね。

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誇りを作る3つの柱

有能感、自律性、関係性が重要で、3つの柱と呼ばれています。

項目      内容
有能感自分が物事にトライした時に成長を感じる。
もう少しでクリアできるかもしれないという感覚。
自律性自主性を重んじることで、自らのやる気は上がる。
上から言われ、指示されると自律性が育まれず、モチベーションは下がる。
関係性人間関係(母親と子供の絆)
絆が強ければ強いほど、誇りの感情が増す。探究心が増えたり、いろんなことに
チャレンジするようになる。そしてこの探求心などは一生涯普遍のもの。

また、「誰かを助ける」という行動も “社会的包摂” と言い、忍耐力が上がり、自分の人生の成功確率が上がります。そうすることによって、有能感が刺激され、人は誇りを強めるようになります。

まとめ

同じ英単語の誇りと傲慢、日本語の意味は全く違います。

幸せな気持ちで過ごしたいなら、正しい誇りをもって決して傲慢サイドに引き込まれないようにしないといけません。

謙虚、感謝、内発的モチベーションを大事にしていきたいですね。

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