やる気のない部下を普通にさせる方法! 職場へのマイナス要素を減らす

Humanコミュニケーション
ヒロポン
ヒロポン

職場の中に見えないところでズルしたりする部下がいて困っているのですが?

ケイ先生
ケイ先生

困りましたね。やる気があまりない部下は周囲にも影響を与えるので要注意です。

いい方法があるので、紹介しましょう。

ヒロポン
ヒロポン

是非とも、お願いします。職場全体の問題ですね。

人材の組み合わせで対処する

職場にはいろいろなタイプの人がいますが、いかにもモチベーションの下がっている人は周りの人にもやる気を無くさせるので困ったものです。個性豊かでも、考えものですね。そのような方は遅刻の常習犯や、見ていないところでは手を抜くタイプの倫理観の低い人です。本人が能力を出さないこと自身、良くないのですが、もっと悪いのは職場全体に悪い影響を与えて生産性を落とすという事です。

この解決策の1つをメンタリストdaigoさんがYouTubeで紹介しています。それは2014年のロンドン大学の研究で、過去40年分の経営心理学の研究を全部調査して解決策を導いています。

項目内容
解決策優秀な人の隣に問題視されている人を配置する。もしくはペアを組ます。
目的(狙い)自分がダメだという事がよくわかる。ペアにされると比べられてしまうのではないかと思う
ニアープレッシャー、ちょっとやる気が戻ってくる。
ポイント仕事は、どちらがやったかをはっきりさせる。共同作業で、二人の成果にはしてはいけない。
さぼるとばれるようにする。連帯責任にはさせない。

< 成 果 >

項目内容
メリット問題視されていた人の生産性が向上(マイナスが0:通常になる)
職場のガンではなくなるので、周りの人の生産性も上がる
デメリット優秀な人の生産性が、若干落ちる
結果職場全体の生産性が向上する(+13~15%)

非常に興味深い取り組みです。通常は、問題視された人は窓際か、もしくは職場の人と関わりの少ないところに配置します。問題人物の影響を極力減らすためです。しかしながら、職場の雰囲気が良くなったことはあまり耳にしません。やはり問題人物自身の存在が影響を与えます。

よく上司の席のそばに問題人物を配置して、監視をするというやり方を聞きます。これは、一見よさそうですが監視は外発的モチベーションなので最初は効果がありますが、本人自身は何も変わっていないのですぐに効果がなくなります。

その点、ニアープレッシャーは問題人物本人が「自分はダメだ」と気付いての行動なので内発的モチベーションで持続性があります。行動の持続で本人自身が変革できれば、職場のお荷物から戦力変わるので素晴らしい効果です。

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唯一のデメリットである、「優秀な人の生産性が落ちる」点は、問題人物の状況を観察して改善が表れニアープレッシャー効果がなくなっても問題無くなれば、配置換えを戻してやれば生産性は元に戻ると思います。また、問題人物との関わりで大きな精神的ダメージを受けなければ生産性の下落も落ちつくのではないかと思います。要はリーダーがよく観察し、毒の程度を把握する必要があります。毒がきつ過ぎて、せっかくの優秀人物が潰されることが無いように十分に配慮が必要だと思いますね。

気付かせることに意味がある

問題人物の扱いは、コーチングやメンター制度で対応することがあります。これは短時間ではなく継続性が必要です。他部署の方や専門家に依頼するのは継続性を考えれば大変なので、同部署内でのニアープレッシャーは良い方法です。ポイントは、問題人物自身の気付きが生まれるかどうかですね。

仮に気付きが生まれなくても、悪い方向に行かなければ継続すればいいと思います。一般的な人が、できる社長の隣に座るだけで13~15%ぐらい生産性が上がることがわかっています。

私も過去に高校時代1回だけ経験があります。私の席の後ろに優秀な女性の方が配置されて、分からないところがあればすぐに聞ける環境でした。ただ教えてもらって成績が良かったという見方もありますが、あの時の優秀な方から発せられるオーラのようなもので包まれていたような感覚は忘れませんね。もしも、あの席の配置が続いていれば、私の成績も変わり人生すら変わっていたかもしれませんね。あの時、私の内発的モチベーションまで影響が及んでいればと、少し悔やんでいます。

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まとめ

ニアープレッシャー効果は、コストも上司の労力も掛けずに対応できる画期的な方法です。ただペアリングの相性は必ずあるので安易に決めない方が良いかもしれませんね。

そして、問題人物の内発的モチベーションが向上できれば素晴らしい成果です。業務のみならず職場全体がハッピーになれますので嬉しい限りです。

席替えは侮れませんね。一度、試されてはどうでしょうか。

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